長距離の飛行機移動は、疲労やストレス、体調不良などさまざまな困難に直面しがちです。
しかし、適切な準備と対策を立てることで、快適な旅を過ごすことができます。
本記事では、仕事でも趣味でも世界各国を旅してきた筆者が、長時間のフライトを快適に乗り切るためのヒントを紹介します!
ちなみに筆者は多い時は月一回、往復24時間以上かかる欧米諸国に仕事で出張しています。
座席配置によっては、二度と乗りたくない!ってくらい長時間飛行が嫌になるときありますよね…
機内での過ごし方
機内では、長時間の座位が続くため、体への負担が大きくなります。
機内では行動が制限され、準備が不十分だと長時間のフライトがただただ心身ともに苦痛の時間となります。
機内安全ルールを守りながら持ち込める最低限のアイテムを活用して、長時間のフライトを極上の時間に変えましょう!
睡眠対策
十分な睡眠を取ることは、時差ボケの予防にもつながります。
- アイマスク:周囲の光を遮断し、眠りを妨げる刺激を減らせる
- 耳栓・ヘッドホン:機内の騒音を軽減できる
- ネックピロー:首の痛みを和らげてくれる
アイマスクやノイズキャンセリング機能付きのヘッドホン、ネックピローなどを使えば、機内でも質の良い睡眠が取れるでしょう。
アイマスク
睡眠時の明るさが心配な方は、頭部にしっかりフィットし不快感のないものを用意しましょう。
ちなみに、筆者はなくても問題ないタイプです。必要な方はぜひ!
耳栓・ヘッドホン
ヘッドホンは最重要アイテム!
座席のスクリーンで音楽や映画などを使用したい場合は、自前のヘッドホンは必須です。
睡眠から話しはそれますが…
機内では多くの場合、世界各国の映画やテレビ番組、音楽など多種多様な映像・音楽が見放題聞き放題で楽しめます。
機内でもイヤホンの無料配布はあり、最近は比較的質のよいものが配布されますが、やはり何時間もの連続使用は疲れやすくストレスになる可能性が高いです。
筆者の体感としては、無料配布の製品は何時間も使用するには音質も悪く、物理的に耳の形状に合わないため、耳も頭も非常に疲れます。
長時間の飛行機内の視聴タイムを楽しむには、ノイズキャンセリング機能など性能の良いものを持参することを強くオススメします!
また有線・無線両用であれば機内のエンターテインメントも楽しめます。
筆者の場合、映画やドラマを快適に見るための準備は抜かりなく行うようにしています。
事前に有料動画サイトで普段は時間が無くて見れない映画などをまとめてダウンロードし、ヘッドホンでイッキ見します。
インターネット接続環境にある自宅でダウンロードは忘れずに済ませておきましょう。
日々仕事に追われている方は、長時間フライト中は仕事を忘れて自由な自分だけの時間を楽しめると捉え、しっかり準備を整えて出発されることをおススメします。
機内のサービスのみならず、Amazon primeなどの有料映像サービスをオフラインで見られるようにダウンロードしておくと、より快適なフライトを楽しめます!
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ネックピロー
首の負担を軽減し、快適な睡眠を促してくれます。種類も豊富で、自分に合った形状や素材を選べます。
一般的なU字型のほか、旅行用に設計された特殊な形状のものもあります。
中身の素材も、発泡スチロール、ビーズ、羽根など様々です。首への負担を軽減し、疲労を和らげてくれる優れものです。
頭の重さはボウリングの球ほどあると言われるので、支えなしでは疲れるのは当然でしょう。
個人的にはネックピローは最重要アイテムの一つです!
筆者は以前旅行時に忘れてしまい、あまりの苦痛に耐えられず、旅先の空港で急遽購入する羽目になったことがあります。割高でした‥
大きいままの持ち運びはかさばるので、携帯サイズになるタイプがオススメです。
着替えの準備
外出時の装いや締めつけられた服装で何時間も過ごすのはつらいですよね。
ルームウェアのような休息をとりやすい着替えを持っているとよいでしょう。
ルームウェアは、伸縮性のある柔らかい素材を選びましょう。
もしくはルームウェアと同等レベルのリラックスできるゆとりある装いで出かけましょう。
少なくとも、下半身(ズボン、スカートなど)はゆとりのあるラフなものをオススメします。
また、上着やブランケットを用意すれば、機内の冷房対策にもなります。
足元のケア
長時間の座位は、足のむくみや血行不良を引き起こす原因となります。
着圧ソックスやフットレスト、スリッパなどのグッズを活用して、足元のケアをすることが大切です。
着圧ソックス
着圧ソックスは、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)予防としても効果的です。
着圧ソックスには、圧迫する強さに応じて様々な種類があります。
自分に合ったものを選ぶことが大切です。
旅行用に設計された製品もあり、履き心地の良さや装着のしやすさにも優れています。
フットレスト
フットレストを使えば、足を優しく上げた状態を保てます。
何時間も同じ姿勢でいるのは体も拘縮してきて、ストレスもたまります。
足をあげることで、ソファーやベッドで足をあげて座っているような快適な体勢を保持できます。
スリッパ
何時間も外履きを履いていると疲れますが、かといって機内の床はきれいではないので、脱いだ状態で裸足もしくは靴下で床に足を投げ出すのも躊躇します。
そんな時に簡単に脱ぎ履きできるスリッパがあると便利です!
スリッパなどの室内履きを用意すれば、トイレへの移動も快適になります。
オススメは、100均で使い捨てレベルのスリッパを買って旅行が終わり次第、旅先で捨ててきてしまうと荷物も減って便利です。ちゃんと自分でゴミ箱に捨ててくださいね。
エコノミークラス症候群予防のためにも歩く機会を作ることも重要で、定期的に立ち上がり体を動かすよう心がけましょう。
衛生面
機内は空調の関係で非常に乾燥しますし、密室空間です。
乾燥対策や感染感染のために、予備も含めた複数枚のマスクを持参するとよいでしょう。
忘れた場合は、空港内でも購入できます!
事前の準備
機内で快適に過ごすためには、出発前の準備が欠かせません。
必需品のチェックリストを作成し、忘れ物のないよう気を付けましょう。
▼こちらもチェック▼
機内持ち込みグッズ
機内に持ち込めるグッズは限られているため、事前に確認しておく必要があります。
ノートPCや電子書籍リーダー、スマートフォン、ヘッドホン、のど飴、目薬などが一般的な持ち込み品です。
機内エンターテインメントを楽しむだけでなく、作業をこなしたり読書に耽ったりと、それぞれの過ごし方に合わせて適切なグッズを用意しましょう。
スマホやタブレットなどで音楽や動画視聴を楽しみたい場合には、充電器やモバイルバッテリーなども忘れずに。
機内持ち込みリスト(例)
- PC、スマホ、タブレットなど
- ヘッドホン
- マスク
- 充電ケーブル、モバイルバッテリー
- 書籍
- おやつ
- 飲料水
- ネックピロー
- ハンカチ・ティッシュ
- 貴重品
など
荷物の準備
長時間のフライトでは、手荷物の中身が重要になります。
必需品はすぐに取り出せるよう、バッグの中を効率的に仕分けしておきましょう。
また、機内は座席の配置や荷物置き場など都合で、荷物が出し入れしやすい状況とは限りません。
機内で常に用いるグッズはまとめて小さなバッグに入れて、すぐに取り出せるようにしておくと良いでしょう。
筆者は上記のリストの持ち物をサブバッグにまとめておき、搭乗してすぐにサブバッグを取り出し、座席前のポケットや座席下に置いています。
また機内では、離陸時などベルト装着を要するときは大きめのカバンを膝に抱えていることは許可されません。
座席背後のポケットか前座席下部に収納するよう指示されます。(ただし、ボディーバッグ、ウエストバッグのような身体に密着して保持できる小さなタイプは大丈夫なことが多いです)
そのため、座席背面のポケットに入らないサイズのまとめバッグの場合は、機内のやや不潔な床に置いても問題ない清潔度低めのまとめバッグを用意すると良いです。
筆者は床に置いて汚れても問題ない使い古しのトートバッグ(入口が締められるタイプ)に詰め込んでいます。
また、服装の着替えや羽織り物などを圧縮パックに入れれば、荷物がコンパクトになります。
このように工夫することで、機内での動線を確保できます。
食事と水分補給
機内食とは別に、自分で好みの食べ物や飲み物を持参するのがおすすめです。
乾燥対策として、のど飴や水分補給ドリンクを用意するのも良いでしょう。
搭乗前に食事を取っておけば、機内食に頼らずに済みます。
お気に入りのスナックやサプリメントなども、手元に置いておくと安心です。
長時間フライトは非常にストレスフルなので、お気に入りのおやつや飲料を持ち込んでおくと多少ストレス緩和に役立ちます。
食べ過ぎに注意しつつ、適度な摂取を心がけましょう。
ただし、国際線の液体持ち込みルールには注意してください!
飲料は、手荷物検査後に空港内の免税店で購入して機内に持ち込みましょう。
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機内での行動
長時間のフライトでは、適切な行動が求められます。
周りへの配慮は欠かせず、自身の健康管理にも気を付ける必要があります。
マナーを守る
機内は狭い空間なので、周りの人への気遣いが大切です。
大きな音を立てたり、強い匂いを放つ行為は避けましょう。
また、シートの角度調整には後部座席の人に注意を払いましょう。
トイレの行列ができる場合もあるため、混雑時を避けるなど工夫が必要です。
体調管理
長時間の座位は、エコノミー症候群など健康に影響を与える可能性があります。
適度な運動や水分補給に加え、からだの状態を常に意識することが重要です。
繰り返しになりますが2~3時間の間隔でこまめに立ち上がり、体を動かすことで血行を促進しましょう。
脚を上げるストレッチなども効果的です。
また、空気が乾燥しているため、こまめな水分補給を心がけましょう。
まとめ
長時間の飛行機移動は、決して楽なものではありません。
しかし、適切な対策を立てることで、快適に過ごすことができます。
睡眠対策や着替えの準備、足元のケアなど、機内での過ごし方に気を配りましょう。
また、機内で撮りやすくするための荷物の小分けなど事前の準備も欠かせません。
様々な快適グッズを上手に活用すれば、長時間の飛行でも楽しい時間を過ごせるはずです。
安全で快適な空の旅を楽しんでください!